「Shaving (シェービング)」

「Shaving (シェービング)」とはいったい何でしょうか?

シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調節する事です。

1.2mmで指示を出すとある程度その厚みで仕上がってきます。

ある程度というのはシェービングをかけた後に仕上げ等工程があるのでそれによって革にさらに厚みが生まれるからです。

ただ逆に1.5mmいや2mmある部分もそぎ落とされてしまいます。なんかもったいない(大阪人だから(^^♪)

ではシェービングをしないとどうなるでしょうか?

ディアスキンを例にご説明させていただきます。

こちらをご覧下さい。

同じ革で全く漉きなど手を加えておりません。

見た目ではっきりと厚みが異なるのが分かりますよね!!

それでは実際に厚み測ってみましょう。

厚み2.3㎜。ディアスキン通常は1.3mmあれば厚口と言われているのでかなりの厚みだということがご理解いただけるかと思います。

では次です。

画像で確認しずらいですがなんと3.4㎜!!!

測り方にも関係するかと思いましが確実に3㎜はございました。

反対に薄い箇所は1.5mm厚。

かなりの差がありますね。

このシェービングをかけない方法は実はディアスキンで世界的にも有名なタンナー「藤岡勇吉本店」のアドバイス、ご協力のもと生まれました。

ホースハイド、ステアなどは革が大きいので難しいですが、ディアスキンの場合は丸革でもそれほど大きくないので表現できたかと思います。

これほど厚みが異なっても縫い代部分はパーツ、箇所によって漉く厚み、幅を変えて漉き上げますので

ステッチを入れる箇所は一定の厚みなのできれいに仕上がりますのでご安心ください。

1着ずつ、また左右の腕などパーツにより革の厚みが異なりますが、まさにそれが革本来の姿です。

シェービングしないのがいいとは思いません。きれいに仕上げる場合はシェービングしたほうがいいかと思います。

 

厚みも素晴らしいですが、素上げ独特の肌に吸い付くような銀面の肌触りの良さ、革の風合いの良さを眺めていると

革本来の厚みの「差」を感じていただくのも、また感じながら革ジャンを着るのも悪くないと思いました。

ディアスキン。ぜひ実際に手に取っていただきご試着いただきたいです。