「職人」

今週の木曜日ある縫製職人と会食を設けました。

その職人は16歳からミシンを踏んでおり今年78歳。

何と何と60年以上ミシンを踏み続けています。

 

高齢なので昔に比べ今は生産数は激減しておりますが、スピードを出して仕上げるのでは無く自分のペースでじっくり仕上げて頂いております。

3日で1着しか生産出来ない場合もございますが、その分丁寧に縫っているので品質は申し分ないかと思います。

昔は国内で生産している百貨店ブランドのほぼすべて、また海外のハイブランドの商品も縫っておりました。

 

今は納期設定などの問題があり対応できない場合もあるので、展示会の時期などが早くご納品まで比較的納期の余裕があるY’2LEATHERの商品のみ縫製してもらっております。

Y’2LEATHERのアイテムの中でもテーラードJKT、コートなど縫製が繊細なアイテムの大半はこの職人に任せております。

ただ長年0.6mm前後のスペインラムなど上品な革素材ばかり縫っていたので、弊社のアイテムのようなホースハイドのテーラード、2mm以上ある極厚ディアスキンを縫うのがかなり大変だそうです。

 

スペインラムなどはなかなか単価が高くなるのでY’2LEATHERでは生産していませんでしたがこの職人の真骨頂薄い革のテーラード。

良いですね。来年自分用でサンプル作ってみようかな(^^)

 

本当に色々ためになる話ばかりでした。

素晴らしいキャリアがあり、まさに日本の革縫製を支えて来たと言っても過言ではないかと思います。

その職人も「まだまだ勉強中」「納得いく商品を追求していく」とあつく語っておりました。

 

「職人」など言葉ばかりで実の無い「職人」も多くいる昨今。

謙虚で、仕事に正直、何より仕事が好きで常に情熱をもち目を輝かせ良いモノを創る。

これに尽きると思います。

 

とても幸せな気持ちになれた会食でした。

飲み過ぎたからではありませんよ!!