2025.06.14

ようこそワイツーレザーのカンパニーストアへ

ワイツーレザーに興味があるけれど、初めての1着は何を買うべきか悩んでいる。じっくり比べて最良の1着を慎重に選びたい。自分にはどのJKTが似合うのか専門的なアドバイスが欲しい。革の種類が多いけれど何が違うのかを知りたい……。日々、こうしたお悩みやご質問をいただきます。そんな想いにお応えするのがカンパニーストア。ワイツーレザーの直営店です。


ワイツーレザーカンパニーストア店舗外観


 カンパニーストアは毎日オープンしている普通の旗艦店ではありません。これまでもアナウンスさせていただいている通り1日3組限定の完全予約制となっています。どうしてこのようにクローズドなショップ形態なのか、その理由についてはこれまであまり語る機会がなかったと思います。そこで今回は当ストアについて深掘りしてみたいと思います。


ワイツーレザーカンパニーストア店舗内装


 ワイツーレザーはまっすぐに革と向き合い、切磋琢磨を絶やさないタンナーたちと協業し、他にはない特徴的なキャラクターをもつ高クオリティーのレザーを開発しています。そして本社ファクトリーでは、各レザーがもっている個々の魅力を最大限に引き出すためにモデルごと、レザーごとにさまざまなカッティングや芯張り、そして縫製技術を駆使して職人たちが1着ずつ丁寧に仕立てています。


 たとえば、デザインこそ同じカーコートでもホースやディア、ステアを比べても革の特性が異なりますし、それぞれ鞣しやフィニッシュによって表情や風合いも違えば、芯材の使い方も異なるので着心地はまったく別モノ。さらに言えば同じ素材、たとえばインディゴホースであってもライダースジャケットとA-2では仕立ての手法が異なります。荒々しさや上品さといった雰囲気の違い、着用感、そしてもちろんエイジングにも違いが出てくるものです。


ワイツーレザー縫製場の様子


 また、ワイツーのジャケットは新品からは想像できないほど“化ける”と言われることもあり5年、10年と着続けるとその佇まいに着用者の個性がカタチとして表れてきます。平面的で素っ気ない新品状態から袖を通すと徐々に身頃やアームに丸みが生まれ、起伏に富んだ皺や艶がジャケット全体を覆って着用者の体型をトレースしていくんです。その着用イメージが湧きやすいよう、スタッフによる経年サンプルも数着ですがご用意しています。


その体型をトレースするうえでもっとも重要なのがサイジング。着用するのはどの季節がメインになるか、どんなインナーを着用するか、など用途や着用するイメージは十人十色です。そんなお話をヒヤリングし、もっとも適したサイズを一緒に考えながら、サイズフィッティングを行い、長く着用していただけるベストな一着をお探しするお手伝いをいたします。


商品写真


手に入れてから「想像と違ったな」と着なくなってクローゼットに眠らせた挙句の果てに転売……、というのはつくり手としては残念ですし、お客様にとってもせっかくご購入いただくわけですから製品のメリット・デメリットをご理解していただいた上で、長く付き合える“伴侶”と巡り合ってほしい。そう僕らは願っているんです。


 そんな強い想いからカンパニーストアでは梁本、もしくはワイツーの製品を熟知し、僕と一緒に全国の特約店様の内覧会にお邪魔させていただいている谷本が責任をもってマンツーマン、つまり貸し切り状態で接客をさせていただき、革のことを知ってもらって、その方に合うサイズをじっくりと選んでいただけるように、1~2時間のお時間を設けています。


ワイツーレザースタッフの集合写真


 あっ、そうそう。完全予約制と聞くと敷居が高そう、とか買わざるをえない雰囲気になりそう、と身構えてしまうかもしれませんがご心配なく。ワイツーレザーのことをよく知っていただければそれだけでも嬉しいですし、他のブランドさんと比較したいという方も歓迎。その上でまた戻ってきてくれたらもっと嬉しいです。


 まずは当ウェブのメニューから“RESERVATION”を開き、ご希望の日程と13:00、15:00、17:00のいずれかを選択して予約を完了してください。追って、確認のメールが送信されます。もしご都合が悪くなってキャンセルされる場合もキャンセルページから承ることができます。それでは、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております!


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