革の漉割について

革製品を思い通りの雰囲気、形に仕上げるに当たって、漉き割りの存在が大切だが
そもそも「漉割」とは何でしょうか?
簡単にご説明すると革の一部を加工するのが「革漉き」
全体を加工するのが「漉割り」です。
まずは「革漉き」についてですが、ワイツーの通常のステアオイルもいいけど着易さを重視してラムなどのようにさらっと着たい。
などと言うご要望により通常の1.3mm厚のステアオイルを薄く0.7mmに漉割りし仕上げております。
漉割りする事により見た目は1.3mmの革だが触ると薄く、薄いので軽くて着やすいのが特徴です。
また1.3mmの良いところのみ残しているので通常の最初から0.7mm厚で仕上げた革とはしっとりした感じなど異なります。
ただその分価格も通常の1.3mmより工程が増えているので高くなっております。

続いて「漉割り」についてですがホースハイドなど革の厚みがある商品はそのまま
縫製してもいいのですが、革が重なる箇所はかなりの厚みになります。
身頃、袖などは厚みがしっかり欲しいけど、いらないところまで厚くない方が良い。
また薄くすることにより「カフス」、「フラップ」などの形が綺麗に出る(作れる)ので 漉きを行っております。
上記の写真を見て頂く通り漉くパーツは1着ずつではなく、1パーツずつ変えております。 さらにはその素材との相性により漉く、漉かない、また厚みなども変えております。
なので毎回漉く箇所を1パーツずつ裁断師が書きます。

漉いた革も指定通りの厚みで漉けているか何度もチェック致します。

丁寧に1パーツずつ漉きあげます。

色が変わっている箇所が漉いた場所です。
この漉いた箇所に段差があると次の縫製工程において綺麗に折れず作業に支障が生じます。
常に、次作業を行う相手(職人)の事を考えて自分の仕事を全うする。
これも大量生産させた商品ではなくMADE IN JAPANの誇りだと思います。