2023.06.02
ECOHORSE(エコホース)
経年変化、今回は「ECO HORSE」編です。
まずは一枚目の画像をご覧ください。
実際大阪の直営店に来られたお客様には、必ずと言って良いほどご覧頂いておりますこの1着。
私が着用した初期エコホースです。
着用年数は13年目。
フルベジタブルタンニン鞣しされた革に余計な発色剤、顔料など一切加えていない「素上げ」の革素材です。
私の大好きな1930年代の無垢な馬革をイメージしてつくりました。
最大の特徴は革の厚さと硬さです。
タンニンにしっかりとつけ、ある方法を用いて革を25%前後縮めております。
縮める事により革の銀面が凝縮し厚み、硬さが増すようなイメージです。
最初は硬いですが、革が「キュキュ」と鳴きながらもみほぐされていきます。
2枚目の画像は「Daytona BROS」で表紙にして頂いた画像です。
これを見てエコホースを育てようと思って頂いた方も多いと思います。
着るのも辛い硬い革ジャンが画像のように馴染んだ後は、「本当の相棒」になった気がして感慨深いです。
難しい事は全く何もないです。
正解もありません。
ただ愛情を持って着て頂ければ一日一日、一年一年自身の身体に合ってくれます。
そう最低10年です。
水に濡らしたり、無理に袖を曲げすぎると革に負荷がかかり、エイジングも不自然なのでおすすめしません。
普通に着てください。
3枚目以降の画像はすべてオーナー様の写真です。
どれも私がイベントの時にいいなと思ってiPhoneで撮影したものです。
一眼でもなく、スタジオ撮影でもないですが、どれも素晴らしい1着ですね。
エコホースの厚みは2㎜前後。
エコホース良いけど硬いなと言う方向けに「エコホースLIGHT1.3mm」もございます。
こちらは2㎜で仕上がったエコホースのスエード(床面)を薄くした素材です。
しっかりと2mm分タンニン、オイルを含んだ後に、1.3mmに薄くしている贅沢仕様です。
私もカーコート(EC-77)を着用してますが、着やすくておすすめですよ。(画像8)
ただエイジングは厚み、硬さに比例するのでがっつりと深いエイジングをご希望の方は頑張って2mm厚を着てください。
またどこかで皆様の素晴らしい1着を拝見するのを楽しみにしてます。