2023.05.18
2023年deliveryについて
早くも2023年の新作デリバリーが始まりました。
もう2023年秋冬?早いな?と思う方もいらっしゃると思いますのでこちらでご説明いたします。
以前にもこちらでご説明しておりますが、私たちの商品は海外のラインではなく、1組2人で1型ずつ縫製しております。
また革の種類も多く、さらに素上げ素材が多いので革を仕込む際、原皮の状態によって「色」、「仕上げ」を臨機応変に変え対応してます。
例えばキャメル・柿渋など淡色の革は、黒に比べ傷・スレなどが目立ちやすいです。
その為、柿渋ホースを進める予定でも今回は黒の方がいいかな。
アニリンホースの予定だったけど、ピグメントを使用しているヴィンテージホースかな。
と言ったようにその時々で状態を確認しながらタンナーと連携を取って進めてます。
これは他の素材ではあまりないことですが、天然素材の革を使用している我々にとってとても重要なことです。
これはディアスキンも同じ事です。
ホースハイド同様「厚みがある」「傷がある程度少ない」「衣料に向いている大きい革」この3つの条件を揃えるのはなかなか困難です。
すべては最高の1着に仕上げるべく、その時々に合った最高の革を提供し続けてくれるタンナー様に感謝です。
最高の革が仕上がった後はその「革」、「デザイン」を最大限に生かせる職人選びです。
エコホースのような厚い革を太番手の糸で縫い上げる職人。
ディアスキンのテーラードなどのテーラードラインの職人。
仕上がりをイメージし革・裁断・縫製など職人を適材適所選べる事は、我々の25年積み上げてきた確実な知識の歴史の結果だと思います。
かなり回りくどい文章ですが、納期が思ったより早いから悪い訳ではありません。12月頃まで順番に1型、1型確実に進行してます。
難しい事ですが、一つの事にとらわれず全体を見渡し現場をコントロールし、予定通り確実な商品を納品する。
私もすべて完璧にはできてませんが、企業として当たり前の事だと思います。。
今度も肝に銘じたいと思います。
という事で少しづつですが、2023年delivery少しづつ始まります。
最終納品は12月です。
1着、1着順番に進行してます。
気長にお待ちいただければ幸いです。